トヨタは企業再生なるか？

 

アメリカの金融危機に端を発した世界同時不況。
日本経済を牽引していたトヨタもついに来るべきものがきた？
トヨタが６日発表した２００９年３月期の営業利益予想は前期比７３．６％減の６０００億円、
世界販売台数（連結）見通しも前期実績より６７万台減の８２４万台に下方修正した。
　
トヨタが09年3月末までに約3000人の期間従業員の削減方針。
これは他メーカーに波及するのは必至です。
それに下請け企業も含めると、人員削減は３０００人ではすまない。

トヨタがGMを抜いて販売世界一になったのは昨年のことですが、
しかし世界不況は容赦なく大企業も襲います。
巨大津波が押し寄せたような物かも？
　
アメリカの自動車メーカー３社（ビッグ３）も危機的状態。
ＧＭ、クライスラー、フォード・モーターの３社は

ＧＭ、クライスラー両者は合併協議を中断するほどの事態です。
まず合併効果も薄いのと、他社どころか自社自体が危機的なのに、
他を見ている余裕がないのでしょう。

アメリカ自動車メーカーは政府に救済を求めているくらいです。
次期大統領オバマ氏は必ずビックスリーを支援するのでは？
民主党のペロシ米下院議長は６日に、
ビッグスリー、全米自動車労組（ＵＡＷ）の首脳と会談したということは、
真剣に救済を考えているのでしょう。

１０月の新車販売台数はＧＭが前年同月比４５％減、
フォードが２９％減、
クライスラーは３５％減。
　
この不況の時こそ、
企業の再生・飛躍のチャンスかも？
この金融恐慌を嵐だと思い静まるのを待っている企業に再生能力なし。
逆にチャンスだと思い手術を断行する会社ほど将来性がある。
自動車企業のようなガリバー型企業は不採算部門、生産性の低い部門を多く抱えています。
まず業績の悪い部門や生産性の悪い部門の効率化を実行に移すべき！
そのためには？
ビックメーカーの社長が全部門を見るのは不可能なこと。
社長直属の再生組織を立ち上げて全社員一丸となってあたることです。
草の根運動じゃないですが、
一人一人の意識改革が必要です。
今までの企業トップダウン方式？
それではダメなので鯉の滝登りじゃないが、
ボトムアップに時代へ移行しないといけません。
時代の変革の波にのることが企業存続の道。
しがらみについているばかりでは船と共に運命をともにしてしまう。
日本が武士の時代から急激に変化したように思い切った方向転換が必要かも？

ビックスリーが斜陽化したのは数年前のことなのに、
全然浮上してこないのは、
大企業というブランドにあぐらをかいていたのかも？
日本の自動車メーカーあぐらをかいていると、
足元をすくわれることは明白。
生き残る唯一の方法は脱皮する以外に方法はなし。
　
系列企業を一から見直して出直ししないといけないかも？
バブル崩壊後よりも今回の金融恐慌は深刻という意識が欠落していると思う。
もしも大企業のトップが指をこまねいて、
無為無策なら明日は存在しない。

しかし世の中のことを心配しているより、
自分の身が危ういけれど、
仕事がない。収入が減少中。
将来はホームレス？
不安ばかりでお先真っ暗です。
　
誰でもいいから明るい世の中にしてくれと！叫びたいです。
日本版オバマ氏はどこにいるのかな？

日本企業は大きな病気にかかっている。
抗がん剤、放射線治療で徹底的にがん細胞をたたく必要があると感じるこのごろ。
骨髄移植は放射線で徹底的に骨髄と腫瘍を破壊してから移植をします。
患者の負担も大きく苦痛も大きいけれど、
これが最良の治療なのかも？